PLAY THE DANCE

PLAY THE TALK〜W!Z Gift 10th anniversary×HIRAKU〜

2016.10.04 (Tue)

  • INTERVIEW

PLAY THE TALK〜W!Z Gift 10th anniversary×HIRAKU〜


様々なダンスイベントオーガナイザーにイベントの主旨、想いを中心にインタビューを敢行。ラフに、自然なインタビューで様々な話を聞き出すのがPLAY THE TALK。今回は、若い頃のエアロビクス経験を活かし、様々なダンス初めましての子ども達の心を掴む、Love&Peaceインストラクター「HIRAKU」。そんな彼が自身の主宰するHizz Perfomance Styleの10周年を記念した発表会「W!Z〜Gift〜10th anniversary」を開催。自身のダンスインストラクティングへのこだわりや、運営者としての独自の目線を語ってもらう。


「自分はダンサーとしてではなく、インストラクターとして日々レッスンをやっているんだよね。」
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MAME(以下/M):本日は、札幌ダンス界の新規開拓者「HIRAKU」こと小塚 拓さんにお越しいただきました。

HIRAKU(以下/H):どーもー、HIRAKUでーす。

M:いつも元気ですね〜笑 今日はよろしくお願いします。

H:朝から元気が取り柄です!笑 よろしくお願いします。

M:まず始めに、HPSの立ち上げたきっかけと当初の想いをお聞かせ下さい。

H:若い頃はずっとエアロビクスをやってて、スポーツクラブとかで教えていたんですが、その当時、一緒のスポーツクラブで働いていたBBOY GAIYAに出会ってストリートのイベント等、色々見せてもらていくうちにダンスってカッコイイな!って思い始めるんですよ。それをきっかけにこんなに衝撃的でカッコいいダンスを広げるお手伝いをやりたくて、自分で何かできないかと凄く考えましたね。そして、自分はダンスの難しいテクニックは教えれないけど、楽しみ方は伝えれる!と思ってインストラクター専門のレッスンプロになったんです。

M:レッスンプロって言うとなんとなくゴルフとかの世界のあれすか?笑

H:そう、それ笑 ツアーを周るようなゴルファーじゃなくて、教える専門的な立ち位置でゴルフをする。みたいな。


 「10年前に比べて、うちの生徒が求めるモノが『楽しい』から『カッコいい』に変わってきてる。」
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M:あまり当時はそういう考えの人は北海道では少なかった印象です。そして、10年前にHPSを立ち上げたんですか?

H:正確には最初は「H’s」っていうのを立ち上げて、体育館とか地方とか色んな所にレッスンに出向くようになったのがもう15年前くらいになるね。で、そっからしっかりこの形態を展開していこうと思って10年前に改めて作ったのが「HPS」です。正式には「Hizz Performance Style」って言うんです。この団体の想いとしては、とにかくダンスは楽しいんだというところを伝えていきたかったです。

M:その後、HPSをやっていくうちに心境というか方針の変化はありましたか?

H:規模も少しずつ大きくなっていったし、やっぱり長年やっていくうちに生徒が求めるモノが「楽しい」から「カッコいい」に変化していったよね。コンテストとかに出るうちに意識が大きく変わって行くのが嬉しいよね〜。だからその需要に応えるためにもインストラクターも増やして、色々な側面から学んでほしいと思っています。


 「現状、ダンスがスポーツとして、さらには教育としての側面を持ってきていることを強く認識している。」img_0245

M:子どもって、日々成長していきますもんね。また、運営者としての考える展望は何かありますか?

H:将来的には、法人化、雇用システムの構築、小劇場を持ってショープロの形成とか色々夢はあるけど、今は色々タイミングを見計らってるところですね〜。
夢見る40代に乞うご期待!笑

M:夢っていいですよね笑。さて、ここでちょっと話は変わるんですが、北海道のダンスシーンにおけるHPSの在り方というのをどう考えますか?

H:ダンスは「文化、芸術」だと思ってます。でも現状の世間の認識的には「スポーツ」としての見られ方が強く、もっと言うと「教育」としての側面も重々に考えなければいけないかな〜と思います。僕は自分自身ダンサーではなくてインストラクターだと強く思ってるので、教育的側面を重視するインストラクターになろうと思ってます。でもダンサー(プレイヤー)がその部分まで考えてレッスンをしてたら、実際にダンサー(プレイヤー)としての自分の時間がどんどん削られるので、そういう意味で自分が出来ることはあるかなと思ってます。

M:確かにダンサー(プレイヤー)として自分の時間が減るというのは、今のレッスンシステムのネックかもしれませんね。僕自身、話好きなんで、「文化」は伝えようと思いますけど、「教育」というと親身になるってことっすもね。全員の親の身になるなんて、僕は到底出来ないです笑

H:マメはやっちゃダメ笑。あとスポーツクラブでは、横の繋がりで年に2回くらい会合があって、情報交換とかしてたんだけど、そういうのをストリートダンス業界でも出来たら良いのにな〜と客観的に思ってる。KINGでやったら?笑

M:ちょっと、、なんで急に降るんスカ!?え〜

H:あくまでもフラットな場だから、一スタジオのオーナーはやりづらいからさ〜。

M:とりあえず、イヤです笑。


 「HPSで育ち、巣立ち、帰ってきたり…それぞれの生徒達の歴史をこの10周年の舞台で感じて欲しい。」
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M:「W!Z~Gift~10th anniversary」にかける想い、見どころを教えてください。

H:今回はズバリGIFT=贈り物です。初の700人規模のホールで、一人ひとりのお客さんが家に帰ってから「良かったよ」「ありがとう」って言い合うような発表会になればいいなと思ってます。そして、今回の見所としては、映像だね。笑 結構作り込んでます!

M:マジすか?映像作り込むのいいですね!楽しみッス!

H:そして歴史!HPSで育った生徒たちが巣立ち、修行に出て、帰ってきて作品を作ったり、違う形で同じ舞台に立ってくれたりゲストも含め33作品全てに個人的にはストーリーと歴史を感じてます。

M:それは凄いっすね。長く続けないと味わえない感動ですね!

H:そうなのさ、だから一人でも多くの人に見てもらいたいです。お時間ある方は是非、10月9日(日)道新ホールに来てください!

M:行きます!
最後になりますが、PLAY THE TALK恒例の質問です。今あなたにとってダンスでの遊び方を教えてください。

H:自由に踊って、自分で動画を撮ること。だね〜笑。詳しくはインスタで!笑

M:ヒラクさんといえばの〆のヤツありがとうございました!HPS 10th成功をお祈りしております。またお話しましょう。

H:是非!ありがとう。

M:それでは最後まで読んでくれたあなたに1曲。

Alicia Keys /Hallelujah

■INTERVIEW:HIRAKU(Hizz Performance Style)
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2006年にHPSを設立。代表としてスクール運営の傍ら、ダンスの楽しさを幼児からお年寄りまで幅広く伝えるため、全道各地を指導して回っている。道内最大のダンスコンテスト「KING」をはじめ、さまざまなイベントや発表会、TV番組などでMC(司会)としても活躍中。

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<HPS WEBSITE>
http://www.hps-sapporo.com/

<W!Z~Gift~10th anniversary>
http://play-the-dance.com/calendar/hizzperformancestyle-wz-gift-10th-anniversary/

■INTERVIEWER:MAME(カンタービレ/KING PRO.)
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18 歳でアメリカ、ニューヨークにてストリートダンスに出会う。 札幌に拠点を置いてからは、ダンスコンテストで何度も優勝を飾る。 また、ストリートダンスの最高峰である「JAPAN DANCE DELIGHT」を含めた 全国大会に多数出場し、東京・大阪・横浜・京都・名古屋・仙台・青森・沖縄… と全国各地のダンスショーに参加。 各メディアにも出演している。(TV:MTV,HTV,STV etc.)、CM(NTT Docomo, パーラー HABIN,JR Tower etc.)
「自然 × 芸術 × 自分」をテーマに歴史と文化を重んじ、ジャンルにとらわれない 自分らしさを追求している。現KING PRO.代表。

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