PLAY THE TALK〜KING DANCE7 WAKK×YU-KI〜
- INTERVIEW
様々なダンスイベントオーガナイザーにイベントの主旨、想いを中心にインタビューを敢行。ラフに、自然なインタビューで様々な話を聞き出すのがPLAY THE TALK。今回は、最北端の稚内で高校生からストリート文化に浸り、DJとして活動。その後、地元でダンサーゼロの地で「宗谷ダンスプロジェクト」を発足した代表のYU-KIが登場。発足当時の話や4/23(SUN)に開催するKD7 WAKKについてインタビューを敢行した。
「高校生の頃にDJからストリート文化に入ってるんですけど、先輩の影響が強くてどっぷり音楽にハマりました。自分でアルバイトして気づいたらターンテーブル買ってました。」
MAME(以下/M)まあ、改めてインタビューって照れ臭い感じになるね笑 こういうの慣れてないしょ?
YU-KI(以下/Y)完全にそうですね。自信ないです。。
M/いつも通りラフに行こう。
Y/落ち着かないので、ビール飲んでもいいですか?
M/もちろん笑じゃあ俺も。
まずは知らない人も多いと思うので、簡単に自己紹介をお願いします。
Y/稚内…。… …。
M/はい笑
Y/稚内出身、、DJ兼宗谷ダンスプロジェクト代表、、、こんな感じでいいすか?笑
M/笑 バッチリ。
生まれも育ちも稚内で、ストリート文化に触れてから宗谷ダンスプロジェクト(SDP)を立ち上げて今に至る。って感じだよね?
Y/そうですね。あとダンスは下手です。
M/SDPは何年目だっけ?
Y/10月で6年ですね。2011年の10月に発足して、11月にMAMEさんに来てもらってレッスン開始しました。
M/なるほど。もう6年か。頑張ったな~。
では、6年前の話に行く前に、もっと前の話なんだけど、元々YU-KIは何をしてたのか?
Y/僕は高校生の頃にDJからストリート文化に入ってるんですけど、先輩の影響が強くてどっぷり音楽にハマりました。自分でアルバイトして気づいたらターンテーブル買ってました。
M/高校生でクラブとか行っちゃってた?笑
Y/稚内では遊ぶところも少ないので、クラブは登竜門みたいな感覚で、大体みんな通る道でした。
M/へー、やっぱそうなんだねー。
Y/自分もイベントを開催することもあったり、先輩と一緒に札幌からダンサーを呼んだりはその頃からしてました。でも稚内にはダンサーがいなかったんですよ。
M/何回か稚内のクラブに行ったことあるよ。確かにダンサーはいなかったかもね。
Y/でもやりたい子は結構いて、ちょーどSDP発足時の6年前くらいにはTVとかキッカケでちょっとしたブームが来てたんですよ。でもウチTV無いんですけどね笑
M/TV無いって言ってたよねー笑
そしてSDPを作って稚内の子供達にダンスが出来る環境を作ろうとしたんだね。
Y/そうですね。でもその前に、実際生でダンスを見てもらおうと思って、お祭りにダンサーを呼んだりっていうところから始めました。レッスンというものもほとんど無い状態だったので、今考えたらこんなに浸透するとは思ってなかったです。
「苦労はたくさんありました笑。でもストリートの仲間も町のみんなも協力してくれて、すげー応援してくれたんですよ。」
M/何人から始めて今何人くらいなの?
Y/最初は7人くらいの仲間とちょっとずつ練習したりして、その後MAMEさんレッスンが月一くらいで始まって、レッスン以外の練習会もしたりしてて、そこに来てた初期の人数が15人くらいだったのは覚えてます。
M/なるほど。じゃあ15人くらいからスタートして、今は何人くらいになったの?
Y/今は90人くらいです。
M/すごっ、一箇所じゃないよね?
Y/そうですね。稚内市、猿払村、豊富町の3箇所でやってます。
M/市町村だ!笑
この町にはストリートダンスは無かったわけだよね?その無かったものを作るって凄いエネルギーだと思うんだけど、そこは今振り返ってどう思う?
Y/苦労はたくさんありました笑 でもストリートの仲間も町のみんなも協力してくれて、すげー応援してくれたんですよ。
M/それはいいねー。やっぱ一人では無理だよね。
Y/少し遠くの知り合いとかは「なんであいつがダンスなんだよ?」っていうのはありましたけど、逆に今になったら全然応援してくれるようになったりとか。
M/素晴らしいね~。そういうの嬉しいよね。
Y/とにかく音楽とか若者の力で町を活性化するんだ!っていう想いが強かったんで、そういう話を色んな人としまくってました。
M/その成果が実ったわけだね。
「自分はあくまでもDJなんで、根っからのダンサーが育ってきたらその子に受け渡そうと思ってます。」
M/SDPの展望を話せる程度に教えて下さい!
Y/地元で活躍するダンサーを育てることが出来ればいいなと思ってます。ただ有名になるだけじゃなく、地元を盛り上げることができる人と一緒にやっていきたいです。
M/スタジオを作るとかは考えて無い?
Y/考えの中にはいつもあるんですけど、今のところは自然に「作ろう。」っていうところまで至って無いって感じです。
M/まあ自然に必要になったら動くよね笑
Y/将来的にはSDPも受け渡そうって考えてます。ダンスは好きなんで絶対続けるけど、自分はあくまでもDJなんで、根っからのダンサーが育ってきたらその子が頑張ってほしいです笑
M/へー、面白いねー。
あとはYU-KIから見て、北海道のダンスシーンに対して思うこととかあればお願いします。
Y/うーーーん。。。
偉そうに、、とかならないですかね笑
M/まあなんか思うことがあるんなら言っといた方がいいよ。なかなかYU-KIの経歴は誰も真似できないと思うし、面白そう。ダメならカットするし笑
Y/では、一つだけ札幌のダンサーに疑問があります。
M/なんでござんしょ?
Y/みんな日常的に遊んでるのか?っていうところですね。遠いからあんまり分からないけど、日常的に音楽、ダンス、クラブとかが生活の中に本当にあるのかな?っていう疑問はなんとなく感じます。
M/いいねー。ダンスはライフスタイルだしね。たまにワックなヒップホップインストラクターとかいるよね笑
Y/JAY-Zわかんない人とかビックリします笑 実はこれはネタで、身近にJAY-Z知らない ダンサーいて、でもすげー仲良かったりするんですけどね笑
M/音楽からストリートに入門してるYU-KIならではの真っ直ぐな疑問だね。大事なことだよね。
Y/稚内にはダンスイベントとかもまだ少ないので、情報が少なくて札幌から来た先生が全てみたいなところがあるんで、出来ればそういうところにこっち側のこだわりを持っていければなーと思ってます。
M/稚内だとイベントも少ないよね~。まあでもその分、一個一個が色濃くできるしょ!札幌だったらなんかあってもすぐ忘れるよ笑 出来るだけ引きずるような仕掛け考えてるけど、イベントが少ない方がみんな伸びるんじゃないか?って考えるくらい笑
Y/今回のKINGも相当子供達に刺激になると思うし、違う都市に出にいくより、地元で開催する方が身近になるから、イベント終わってからどんな反応するかが楽しみです。
M/みんなで高めよう北海道。だね笑
では、最後にあなたにとって「PLAY THE DANCE」ダンスの遊び方とは?
Y/音楽聞いてパーティーする。
M/これしかないね。
Y/これしかないです。
M/今日はわざわざ往復12時間かけて来てくれてありがとうございました!2食ともカレーでごめんね笑
Y/いえいえ、こちらこそありがとうございました。カレー大好きです。
M/それでは最後に恒例の1曲を。
Alicia Keys/Girl On Fire
■INTERVIEW:YU-KI(宗谷ダンスプロジェクト)
高校生の時からストリート文化に浸り、DJとして活動を始める。数々の現場を経て、ダンサーが一人もいない稚内で2011年にSDP(宗谷ダンスプロジェクト)を設立、代表を務める。現在は稚内市、猿払村、豊富町で約90人がSDPとして活動している。
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FACEBOOK:https://www.facebook.com/Deejay.Yuuki.Ogasawara
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/https://www.facebook.com/soya.dance.project/
■INTERVIEWER:MAME(カンタービレ/KING PRO.)
18 歳でアメリカ、ニューヨークにてストリートダンスに出会う。 札幌に拠点を置いてからは、ダンスコンテストで何度も優勝を飾る。 また、ストリートダンスの最高峰である「JAPAN DANCE DELIGHT」を含めた 全国大会に多数出場し、東京・大阪・横浜・京都・名古屋・仙台・青森・沖縄… と全国各地のダンスショーに参加。 各メディアにも出演している。(TV:MTV,HTV,STV etc.)、CM(NTT Docomo, パーラー HABIN,JR Tower etc.)
「自然 × 芸術 × 自分」をテーマに歴史と文化を重んじ、ジャンルにとらわれない 自分らしさを追求している。現KING PRO.代表。
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